「Solidity できること」と調べても、Solidityで何ができるか具体例が出てこないのでもどかしく感じてはいませんか?
この記事では、Solidityでできることを具体例を交えて、初心者向けにわかりやすく解説します。
この記事を読んで、「Solidityでできることは?」「Solidityは何ができるの?」という疑問に自信を持って答えられるようになりましょう。
Solidity でできることは?
Solidityはスマートコントラクトを扱えるオブジェクト指向の高級言語です。
引用:Solidity公式ドキュメント
要するに「ブロックチェーン上にスマートコントラクトを実装すること」ができるということです。
しかし、この説明では他のサイト同様、あまり具体的とはいえませんよね。何ができるのかこれだけではイメージすることができません。
そこで、ここからはSolidityでできることを具体的に紹介していきたいと思います。
そもそも「ブロックチェーン」「スマートコントラクト」がよくわからないという方は以下の記事が詳しいのでどうぞ。
>>Solidity とは?プログラミング言語の特徴を解説【初心者向け】
Solidity でできることは?【具体例ありで解説】
Solidityでできることは、具体的には公式ドキュメントでは以下のように簡潔に書かれています。
Solidityで投票やクラウドファンディング、匿名のオークションやマルチシグウォレットを作成することができます。
引用:Solidity公式ドキュメント
ここではもう少し具体的に以下の3つの事例を見ていきたいと思います。
- 事例①:DEX(分散型取引所)
- 事例②:投票
- 事例③:レンディング
事例①:DEX(分散型取引所)
DEXとは、Decentralized Exchange(分散型取引所)の略。
DEXでは、暗号資産を取引したい人同士が直接取引することが可能です。
ブロックチェーン上で、決済までの取引プロセスがスマートコントラクトによって自動で行われます。
企業が運営するCEX(Centralized Exchange、集中型取引所)のような中央集権的な存在がいないため、利用により被った不利益は自己責任になります。
しかし、ブロックチェーンのセキュリティの高さやスマートコントラクトによって無人で運営できるため、管理コストの低下による手数料の安さなどメリットも多く、利用者も増加しています。
代表的なサービスはユニスワップ(Uniswap)。
事例②:投票
ブロックチェーンを用いた投票システムでは、議決権をトークンとして発行し※、スマートコントラクトによって自動で集計を行うようプログラミングすることで、得票数の改竄を防ぐことが可能になリます。
※議決権として発行されたトークンをガバナンストークンと言います。
事例③:レンディング
暗号資産の貸し借りもスマートコントラクトによって自動化できます。
代表的なサービスとして挙げられるのが、Compound(コンパウンド)。
Compoundでは暗号資産を担保として預け入れると、引き換えに預かり証として「cToken」※を発行されます。
この「cToken」と引き換えに、預け入れた暗号資産とその利息を受け取ることができるサービスです。
このサービスが面白いのはこの「cToken」を売買することができる点です。
※「cToken」=「Compound+Token」の略。
例えば、BTC(ビットコイン)を預け入れると、預かり証として「cBTC」=「Compound+BTC」を受け取ることになります。
Solidity でできることは?まとめ
最後に一問一答クイズで簡単に復習しておきましょう。
- Solidityでできることは?
-
スマートコントラクトを実装すること
- 代表的な暗号資産のDEX(分散型取引所)?
-
ユニスワップ(Uniswap)
- 議決権として発行されたトークンを何という?
-
ガバナンストークン
- 代表的な暗号資産のレンディングサービスは?
-
Compound(コンパウンド)